当院のフラクショナルレーザー
現在最も普及しているのがCO2(炭酸ガス)によるフラクショナルレーザーですが、当院では、Er:YAG(エルビウムヤグ)レーザーによるフラクショナルレーザーを導入しています。
Er:YAGレーザー(波長2,940nm)は、同様の目的で用いられるCO2レーザーと比較し、約10倍の水分への吸収率があり、表皮に対してミクロン単位の蒸散(剥離)が可能で周囲にほとんど熱影響を与えないことが特徴です。
つまり周辺組織へのダメージが少ないのです。
フラクショナルレーザーは、より深度の深い治療を目的とした「アブレイティブフラクショナルレーザー」とダウンタイムを少なくすることを第一義とした「ノンアブレイティブフラクショナルレーザー」に分類されます。
当院のEr:YAGフラクショナルレーザー機器では、この両方に対応することが可能です。
治療部位の表面を全体的に取り除く皮膚の入れ替え治療とは異なり、フラクショナルレーザーは、皮膚内に極小の点状に照射剥離するため、適用されるフラクションは全体的な治療域のうちのごくわずかです。
この処置は、繊維芽細胞を刺激しコラーゲンとエラスチンを新たに産生させて創傷部位の治癒反応を誘導しながら、周囲組織は無傷の状態で残したまま、速やかな治癒を促します。
患者様の快適性の向上や治癒時間の短縮の他、治療結果を微小なレベルから劇的なレベルまで調整することが可能です。